理事長のご挨拶
-
-
広野高原病院が神戸市西区に開設してから、すでに半世紀がたちました。かつての田園風景は見渡す限りの住宅地となり、いきいきとした暮らしが営まれています。こうしたなか、広野高原病院が果たすべき役割は、皆様の健やかな生活をお届けすることであると認識し、地域により密着した医療機関となるべく努めてきました。
高齢化社会を迎え、医療のニーズは高まる一方ですが、当院は最新医療の導入や大学病院との連携を進め、予防医療やリハビリテーションを充実させています。また、敷地内に介護老人保健施設や居宅介護支援事業所、訪問リハビリテーションも運営しており、これからも皆さまに信頼と安心、そして心豊かさをご提供できる多機能・都市型病院を目指してまいります。
理念
- 地域住民の健康と生命そして心をささえる、安心と信頼の医療を目指します。
- 私たちは地域における民間病院としての誇りをもって模範的医療を実践し、地域の皆様に信頼され安心で思いやりのある医療の提供に貢献します。
運営方針
- 患者様の権利を最優先に考慮します。
- 地域病院として地域に密着した医療サービスの充実を図ります。
- 高齢化社会に対応すべく予防医療、回復期医療、慢性期医療、在宅医療に応える医療体制を整備します。
- 病院職員は患者様の早期社会復帰の為に技能の向上に研鑽し、チーム医療の徹底化を目指します。
- 病院職員の自己実現の場(施設と機能)を提供し、職員の満足度、充実度の向上を目指します。
- 病院は環境の保全を常に考慮し、豊かな社会環境の実現に貢献、努力します。
- 経営基盤の確立を図り、効率的な病院運営と健全で安定した病院経営に努めます。
沿革
昭和29年 9月 | 医療法人博愛会として安田病院につぎ結核療養所『広野高原病院』を設立(50床) |
---|---|
昭和31年 | 33年・34年・36年と増築を重ね、4病棟と治療棟を持つ300床の結核療養所に発展し、京都大学 長石教授のご指導で胸部外科手術を開始 |
昭和42年12月 | 結核患者の減少と老人病の増加に対処し老人病棟「薫風荘」を増設 |
昭和44年 9月 | 脳卒中後遺症リハビリテーション施設「春風荘」を増設、病床391床となる |
昭和48年 8月 | 近隣住宅の急増と施設老朽化に伴い施設整備の為、管理治療棟増設、 一般病床50床を開設、地域医療に応えるべく一般病院の形態とする |
昭和52年 2月 | 神戸市西区二次救急病院の指定を受ける |
昭和60年 1月 | 本館完成 近代的病院としての完成を見る |
平成元年10月 | 給食施設、食堂、売店などのサービス施設を増改築 |
平成 3年11月 | 安田病院閉院 |
平成 4年 5月 | 介護老人保健施設「緑風苑(西館)」開設 |
平成 5年 5月 | 基準看護開始 |
平成 7年 8月 ~平成10年 5月 |
阪神淡路大震災による仮設入居者の為、西区櫨谷町に仮設診療所設置 |
平成12年 6月 | 結核病棟廃止 |
平成14年 4月 | 緑風苑(東館)開設 |
平成15年10月 | 新病棟竣工 |
平成16年 5月 | 回復期リハビリテーション病棟開設 |
平成16年11月 | 人工透析室開設(5床) |
平成18年 5月 | 人工透析室を10床に増床 |
平成21年 6月 | 人工透析センター開設(20床) |